初めてのいけばな

いけばなってなんだろう?

花って綺麗ですよね。その綺麗な花を器に飾る、これがいけばなです。このときに、ただ色や形の美しさを見るだけでなく、花を生きているものとして扱うことがいけばなの特徴です。

自然の植物に目を留めたときのことを思い返してください。色や形などにひかれることもあると思いますが、それだけではないはずです。枝が上に向かってぐんぐんと伸びている姿を見て、力強さや生命力を感じることがありませんか。あるいは、桜が散っていく姿を見て、儚さや潔さを感じたことがあるのではないでしょうか。

我々は植物を見て、単に色や形などの見た目の美しさだけに感動しているのではありません。植物の命、生きている姿に心を動かされているのです。いけばなでは、そういう風に植物を捉えます。世界中に花を飾る文化はありますが、植物の生きている姿に注目をするのはいけばな独特の見方です。

いけばなで重視すること

このような考え方から、いけばなでは花をいかすということを大切にします。色や形など見た目を美しく整えようとすることより、一つ一つの植物がいきいきと元気に見えるようにということを第一に考えてみましょう。

植物をいきいきと見せるためのコツ

間(ま)

植物同士がくっつかないように間を取ります。お互いがくっついていると窮屈そうだし、寄りかかって見えます。間を空けることでそれぞれが自分の力で上に向かって伸びているように見えるのです。

間がない。お互いが寄りかかって見える。
間があることで、それぞれが自立して見える。

全体の姿を見る

花の部分ではなく、全体の姿を見ます。特に茎の曲がりが重要です。向きによって元気に見えたり、元気がなく見えたりします。色々な向きや角度から見て、どの姿で扱うと生き生きと見えるのかをよく観察しましょう。

うつむいて元気がなく見える。
上に向かって元気よく伸びているように見える。

具体的ないけ方

まずは全体の枠からいけます。

1つ1つの姿をよく観察して、元気に見えるような向き、角度を決めていけてみましょう。

このときにそれぞれがくっつかないように、ゆったりと大きく間を空けます。

お互いがくっつかないように注意

次に相手をいけます。同じように姿をよくみて、ゆったりとした間を心がけていけましょう。

完成したら周りを綺麗にして手直しをお願いしましょう。